セロトニン説が有力

ウーマン

まだ解明されてはいない

PMSのはっきりとした原因はまだわかっていません。しかし、プロゲステロンの影響やビタミンやミネラル、セロトニンの不足などが原因ではないかと推測されています。プロゲステロンは、排卵期から生理前に分泌される黄体ホルモンです。これによって神経伝達物質のGABA活性が低下して、疲れやすくなったり不安な気持ちが強まったりといったPMSの症状が起きるのではないかと考えられています。しかし、欧米ではプロゲステロンの影響については否定的であり、今後は全く関係のないことが証明される可能性があります。プロゲステロンに代わって有力だと思われる原因は、セロトニンの不足です。セロトニンはドーパミンの働きを抑える神経伝達物質で、これの分泌が少ないとイライラや不安といった症状が現れます。こうした症状はPMSの症状と同じです。セロトニンが多く分泌するような治療を行うことで、PMSの症状が効果的に軽くなったという報告もあります。そしてセロトニンは、タンパク質に多く含まれるトリプトファンと言われる必須アミノ酸とビタミンB6を一緒に摂取することで、十分に分泌されます。ですから、タンパク質はもちろんビタミンB6が不足していても、PMSの原因となる可能性があるということです。また、昆布などに多く含まれる必須アミノ酸のグルタミン酸がGABAに変化するときに、マグネシウムが足りないと脳の神経興奮を抑える力が弱まります。したがって、グルタミン酸やマグネシウムの不足も、PMSの原因となるかもしれません。